【中学受験】呆読(ぼうどく)っ子の特徴とは?

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【中学受験】呆読(ぼうどく)っ子の特徴とは?

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今津です。

大阪・十三で書いています。

「うちの子は本をよく読んでいる。なのに、なぜか国語の成績ががあまりよくない。」

「じっくり考えながら文章を読ませるようにしている。でも、あまり理解できているとは言えない。」

このようなお悩みを持つ保護者さまって、実は結構いらっしゃるんです。

ひょっとして、あなたもそうですか?

「読むのはバッチリだ!」というお子さまは、いるにはいます。

しかし、お感じのとおり、そういう方は少数ですし、そもそもそんなお子さまを持つ保護者さまはワタクシのSNSなんかご覧になっていらっしゃいませんw

文章をまったく読まないお子さまが読めていないのは、当たり前といえば当たり前です。

しかし、普段からそれなりに読んでいるにも関わらず、実は読めていないお子さまというのが不可解ですよね。

原因となるケースを2つご紹介しましょう。

1つ目は、お子さまご自身が理解できる範疇から大きくずれてしまっているというケースです。要するに、難しすぎるんです。

何でもかんでも読めばわかる的な、無茶振りをする保護者さまがたまにいます。

文章を理解するのには2つの大きな要素が必要です。

1つは、周辺知識。もう1つは、語彙力。

その本を理解するのにどちらも不足している場合は、どんなに頑張ったって理解するのは無理です。

世の中には、内容的にきちんとしていたり難しいはずなのに、文章としてはとても平易でわかりやすい文体で書かれてある本がたくさんあります。

本当に頭の良い方が書く文章はたいていそうなっています。

その逆は、簡単な内容のはずなのに、難解な語句で書かれてあり何を言っているのか理解しにくいです。

ですので、読みやすい説明文で、なおかつ薄めの本を読ませるようにしましょう。

2つ目は、読み方に問題があるケースです。

この2つ目については、世の中の国語のセンセーのほとんど大半が理解できていません。

ただただ文章を順番に追っているだけでは、きちんと理解できていません。

だからといって、集中して読め!と言ったところで、指示があいまいすぎてお子さまは何を言われているのかいま一つ理解できません。

ウチの教室では「情報をつかみ取りに行け」と指導しています。

どういうことかすぐに理解できる方は頭の良い方だと思います。

例えばの話をします。

中学入試で効率の良い勉強法が知りたいとします。

Aさんは、ただただぼんやりとネットを検索してみたり、思いつきで大型書店に足を運んで何となくそれらしき書籍を探してみたりします。

Bさんは、塾の先生の中でもベテラン級の先生にアポを取り、効率の良い勉強法を伝授してもらえるようお願いしてみたり、お知り合いの方で中学受験を済ませたママ友に連絡して具体的な話を聞き出したりします。

具体的かつ効果的な情報を得られるのは、Bさんです。

なぜか。

Bさんは「情報をつかみ取りに行く」ことをしているのです。

何をするのもそうですが、ただただ口を開けてぼんやり待っているだけではほとんど何も得られません。

何となく探してみて、見つかればラッキーぐらいのことでも、たいして得られません。

周囲を揺さぶるように、情報をつかみ取らないと、決していい情報を得ることはできません。

文章を理解するときも同じです。

必死に探し回り、こねくりまわして、やっと本当に必要な情報が見つかります。

書かれてあることに対してきちんと深く理解しようとすると、つかみ取りに行かなければなりません。

つかみ取ったものを並べて、見比べて、分析をして、はじめて本当に理解できるのです。

このような読み取り方を習慣化しない限りは、決して文章を深く理解できません。

実はこれを行っているのが国語の設問なのです。

それゆえ、設問を解く練習をすれば、力がついてくるのです。

しかし、設問を解いても力がつかないお子さまが何割か存在します。

そのお子さまには、本を1冊まるまる読ませて、つかみ取りにいく練習をさせるのです。

それをトレーニングすることで、どのお子さまも本当の意味での読解力を身につけるのです。

本を1冊まるまる読ませてそのトレーニングを行っているのは、少なくとも東京と大阪と名古屋においてはワタクシだけです。

研究をスタートさせたのは2012年の暮れでしたから、もう12年以上ずっとこのことを行っています。

読解力を改善すると、国語だけでなく全部の教科が良くなります。

※この記事をYouTube動画でも配信しています。みなさまラジオのようにお聴きになっていらっしゃいます。よろしければどうぞ。

https://www.youtube.com/channel/UCXjRog4hrGgalEXcpjU4azg

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