【中学受験】塾に入っても上がりにくい国語をどうにかするには?

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今津です。

大阪・十三で書いています。

今は2025年1月なんですが、ほとんどの中学受験の塾は2月から新学期です。

2月から新しく塾に入ったり、もしかすると塾を変わったりするお子さまもいるかもしれません。

塾に入ってから気づくことが多いことの一つに「国語ってなかなかつかみどころがない」というものがあります。

「成績がなかなか伸びない」だとか、「前回の公開模試ではとてもいい成績だったのに、今回の模試で激下がりしてしまった」だとか、なぜそうなっているのか原因がさっぱりわからないことが多いのではないでしょうか。

今回は、なぜ国語はつかみどころがないのか、そしてどうすれば国語の成績を高値安定させることができるのかについて考えてまいります。

【なぜ国語は伸びない?成績が乱高下するの?】

算数や理科、社会については、頑張った分きちんと公開模試に成績として反映されやすい傾向にあります。

逆に言うと、手を抜くとボロボロになりやすいのが算数や理科、社会です。

ですので、そうならないために普段から勉強をおろそかにしないことです。

ところが、国語については頑張ったから成績に反映されるかというと、そうでもなかったりします。

漢字などの語句の問題や文法については算数などと同じで、頑張った分成績として反映されます。

ですが、読解問題については頑張った分が反映されるという感じがしません。

逆に言うと、日頃たいして勉強していないお子さまが読解問題でとてもいい成績を残し、日頃コツコツと問題を解いてきたお子さまがボロボロだったりすことだってよくあるのです。

いったいなぜでしょうか?

それは、国語の問題の性質からきています。

国語は本文があります。

この本文を読んで、その内容に答える、というのが国語の読解問題の流れです。

算数などのように、国語にも解き方は存在します。

しかし、解き方を習ったから、その解き方をたくさん練習したからといって、国語の点数に反映されるかというと、必ずしもそういうわけでもないのです。

それは、本文そのものの内容を理解できたかどうかで読解問題の点数が決まってしまうからです。

国語の解き方を無視してよい、と言いたいわけではありません。

解き方は国語にも存在します。

しかし、その解き方は10パターンもありません。

また、解き方を完璧にしたからといって、本文が理解できていなければ決していい点数とはなりません。

国語の読解については、本文が読めてかつ理解して、はじめて問題を解ける状態となるのです。

本文を理解できていなければ決していい成績を取ることはできません。

【ではどうすればいいのか?】

説明文と小説文で少し異なります。

ここをいつもご覧の方は「いったい同じことを何回言えば気が済むのか?」とお思いでしょう。

でも、初めてご覧になる方もいることでしょうし、大事なことですから何回も申し上げます。

説明文の場合、その文章のジャンルの基礎的な知識がないと何を言っているのかそもそも理解できません。

中学受験によく出てくるジャンルは「哲学系」「自然科学系」「言語系」「環境系」です。

それらの基礎的な知識がないと、文章を読んでもピンときません。

国語は一か八かの運試しをしているのではありません。

読解力があるかどうかを試しているのです。

ですから、そのジャンルの本をある程度読んでおく必要があります。

小説の場合は、登場人物の「マイナスの気持ち」を読み取り、「なぜその気持ちになったのか順序立てて説明する」ことが求められます。

女子のお子さまに多いのが、登場人物の心情に共感することでいい点数を取ってくるパターンです。

このパターンの場合、とてもいい成績のときとメチャクチャな成績のときが発生します。いわゆる成績の乱高下です。

国語では共感しているかどうかを問うているわけではありません。

あくまで本文に書かれてある範囲で判断しなくてはなりません。

もちろん、そこに自分勝手な考えや感想を入れるとバツです。

このときに問われているものは「論理的に考える力」です。

これについても、ある程度小説を読み、登場人物がマイナスの気持ちに至る具体例をいくつも知っておくことです。

やはり本を読んでおくことです。

ですので、国語で成績を取る必須の条件は、まず本を読むことです。

それにより、基礎的な知識や心情変化の具体例を知ることです。

次に、本文に書かれてある内容を根拠として論理的に解答することです。

この練習をしていくのが、国語の演習です。

国語で伸び悩んでいるお子さまの大半は読解力不足によるものです。

読解力が不足しているのに、ただただ入試に出そうだからといって難しい本を読ませようとしても、ほぼ無理です。

フルマラソンに出るからといって、いきなり42・195キロを走るようなものです。

無理に決まっています。

塾では国語の解き方を演習することがメインで、読解力を養うことはしていません。

それは、読解力の養い方を知らないからです。

ちなみに、天声人語を要約するだとか、作文を書かせる程度では読解力はほとんど伸びません。

その程度しか手法を知らないのです。

だから、国語は伸びにくい教科とされているのです。

ちなみに、塾の先生に国語の成績で相談したら、たいていは「系列の個別指導塾」に誘導されるのがオチです。

そんなもので伸びません。

なぜならば、今お通いの塾の教室でやっていることの延長線上のことをするのみだからです。

塾で伸びないのに、その延長線上のことをやって、いったいどうなるというのでしょう?

そんなものはおカネと時間のムダです。やめておいたほうが無難です。

読解力を伸ばし、基礎的な知識や心情の具体例を頭に入れていく手法は誰も持っていません。

しかも、短期間で行うのは誰もしないでしょう。

ウチはそれをたった24時間の指導で行っています。

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※この記事をYouTube動画でも配信しています。みなさまラジオのようにお聴きになっていらっしゃいます。よろしければどうぞ。

https://www.youtube.com/channel/UCXjRog4hrGgalEXcpjU4azg

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