【中学受験】親世代の知らない最新大学事情について
【中学受験】親世代の知らない最新大学事情について
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今津です。
大阪・十三で書いています。
中学受験を乗り越えて、やっと憧れの6年間の中高一貫校生活がはじまろうとしています。
ところが、6年後は大学入試が待ち受けています。
ここをご覧のみなさまも大学へ進学なさった方が大勢いらっしゃるかもしれません。
ついついご自身の経験や見識から、大学入試はこうだという認識をお持ちのはずです。
ところが、そのご認識はすでに古くなっており、今はそのような流れでないだとか、大学のレベルが昔とは大きく異なっているだとかいうことが起こっています。
今回は、そのことについて触れていきます。
【大学のグループ分けに変化が】
みなさまが大学受験の頃の私立大のグループ分けはどのようなものだったでしょうか。
「MARCH」とか「日東駒専」、関西だと「関関同立」とか「産近甲龍」が有名でした。
「MARCH(マーチ)」は明治・青山学院・立教・中央・法政
その次の大学群として「日東駒専(にっとうこません)」は日本・東洋・駒沢・専修
でした。
また「MARCH」は2000年代において学習院も加わって「GMARCH(ジーマーチ)」と呼ばれることが多くなりました。
同じく2000年代には早慶に上智・東京理科を加えた「早慶上理(そうけいじょうり)」というグループもよく耳にしはじめます。
同様に「関関同立(かんかんどうりつ)」は関西・関西(かんせい)学院・同志社・立命館
その次の大学群として「産近甲龍(さんきんこうりゅう)」は京都産業・近畿・甲南・龍谷
でした。
ところが、これらの大学群の呼び方やグループ分けについて、今は少し変化がみられます。
まず首都圏について。
「SMART(スマート)」
上智・明治・青山学院・立教・東京理科の5校を指します。
上智はJですが、上智大の英語名がSophia Universityなので、Sとされています。
「TMARCH(ティーマーチ)」
MARCHに東洋がくっついてTMARCHです。
これは、従来の日東駒専のグループに入っていた東洋大が、近年グイグイとレベルを上げてきてMARCHのグループに食い込んできたため、このようなグループ分けができています。
「JAW(ジョー)」
ジョー??
そうお感じの方もいらっしゃるでしょうw
上智・青山学院・早稲田の3校を指します。
これらは、共通テスト(旧センターテスト)と大学独自の入試を組み合わせた「ハイブリッド型」の入試方式を採用するなど、新しい形の入試を積極的に行っているグループです。
でも、実はジョーってワタクシの界隈では聞くことは稀ですw
「成成明学独国武(せいせいめいがくどっこくむ)」
最近よく聞くグループです。
成蹊・成城・明治学院・独協・国学院・武蔵の6校を指します。
レベル的にはGMARCHと日東駒専の間、という位置づけです。
首都圏ではメジャーですが、それ以外のエリア(特に関西)では聞くことがあまりないかもしれません。
ワタクシ、東京と大阪をアホみたいに行ったり来たりしていますから、ものすごくそう感じます。
次に関西について。
首都圏ほどバラエティーに飛んだ変化はありません。
「関関同立近(かんかんどうりつきん)」
ここ10年ほどで定着しつつあります。
従来「産近甲龍」のグループに属していた近畿大が、近年の著しいレベルアップのため、「関関同立」に食い込んできたために産まれた呼び名です。
2月の一般入試において、近畿大学に不合格だった子が関西大学に合格するという現象が普通によく見られます。
また、大阪府下トップレベルの府立北野や府立天王寺の生徒であっても、近畿大の2月の一般入試の合格率は約半分です。昔では考えられないことが起こっています。
【入試に変化が】
以前より触れている内容ですので、簡単に述べます。
総合型選抜が一般化してきました。
要するに、年内に合格を手にしたり、高校の成績と小論文や面接で合否が判定されたりします。
これにより、大学名や偏差値だけで進学先を決めるのではなく、きちんと大学の指導と受験生の学びたいことをうまく結びつけるようになりつつあるといえます。
私立大では入学者の5~6割が総合型選抜生です。
国公立大においても浸透していて、約2割が総合型選抜生です。あの東京大や京都大でも行っていますし、東北大においては入学生のうち3分の1が総合型選抜生です。
総合型選抜については、高3になってから思い立ったように総合型選抜を目指しても、すでに手遅れとなるケースが多いかもです。
もし総合型を目指すのならば、どんなに遅くとも高2のときから準備をはじめる必要があります。
難関大の狭き門を目指し、ねじりはちまきで必死で意味も分からず丸暗記して、とかいうのはもう完全に化石化していると言っても言い過ぎではありません。
【大学の講義にも変化が】
親世代の大学は、特に文系学部において「入学後に勉強しなくなる」のが一般的だったかもしれません。
また、あまり大学に行かなくても卒業できたという人も大勢いるはずです。
残念ながら、今は文科省が厳しく指導しているため、そのようなことはなくなりつつあります。
まず「出席カードを代わりに書く」や「代返」は今や不可能です。
友だちの分も出席カードを提出するとか、友達の分も出欠時に「ハイ!」と言うなどは、今の学生にとってはもはやネタとしか思わないでしょう。
今やそんなアホなことをしている大学はほぼありません。
出席は、先生が黒板に数字やアルファベットを書き、学生が自分のスマホのアプリにそれを入力して送信することで、出席が取れます。
スマホにはGPSがついていますから、メールで講義室にいない友達に黒板に書かれた数字やアルファベットを送ったところで、意味がありません。
テストやレポート提出も昔と比べると厳格化しています。
レポートについては、ネット上の何かをコピペする不届き者もいるにはいます。
が、そんなものは専門家の中の専門家たる教授にとって、一瞥でコピペとわかってしまいます。
センセーをなめてはいけません。
当然ですが、見つかれば単位が認められません。
また、大学によっては1コマが90分ではなく100分以上のところが出始めています。
東京大では2015年より1コマが105分ですし、私立大においても関東学院大は数年前より100分です。
関西においても、追手門学院(おうてもんがくいん)大は1コマが105分です。
※この記事をYouTube動画でも配信しています。みなさまラジオのようにお聴きになっていらっしゃいます。よろしければどうぞ。
https://www.youtube.com/channel/UCXjRog4hrGgalEXcpjU4azg
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