【中学受験】あなたのお子さまが読むべき本はコレだ!

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今津です。

大阪・十三で書いています。

【本ってやっぱり読んだほうが有利?】

よくご相談を受ける内容として「本は読ませたほうがいいですか?」というものがあります。

保護者さまのお気持ちとしては「読んだ本が公開模試や入試本番で出てきたらラッキーかも」といったものです。

ラッキーですw出てきたら。

実際に、ウチの教室では指導中にお読みになった本が出てきて、お子さまがびっくりしています。

1年間に日本国内で出版される本は約7万種類です。

そんなにたくさんあるのに、中学入試で出題される本は100冊から200冊です。

ちなみに、全国の中学入試で、ですw

なので、それを読んでおけばラッキーです。

【では、どうすればその本に巡り合うのか?】

仮に中学入試に出てくる本が200冊だったとしましょう。

そうすると、出題される本に巡り合う確率はたったの0.28%です。

宝くじの高額当選に当たるよりかはまだ当たりますが、それでも0.28%なんです。

(逆に言うと、宝くじを買うことがいかに馬鹿馬鹿しいかということでもあります)

何も考えずに読めばそうなってしまうわけですが、当然ながら傾向があります。

その傾向を知っておけば、ある程度絞ることができます。

【説明文・論説文の場合】

中学入試に出題される本で、説明文・論説文として取り上げられやすいジャンルがあります。

それは、

・哲学系

・自然科学系

・環境系

・言語系

この4つのジャンルが大半を占めます。

哲学と聞くと難しく聞こえます。が、簡単に言うと「考え方」のことです。

アリストテレスがどうだとか、ソクラテスが何だとか、そういうことを言っているわけでは決してありません。

一見何のつながりもなさそうな物事を整理し、順番に並べて、理解していくことをやっているに過ぎません。

いわゆる「論理的思考」をするのが哲学系です。

お子さまが勉強なさっている算数はまさに「論理的思考」を養っているわけですが、これの国語版が「哲学系」の論説文・説明文というわけです。

ちなみに、自然科学系は理科、環境系は理科と社会、言語系は国語、と考えることもできます。

国語だから国語の勉強をしていればいいというわけではなく、オールラウンドでいろんな知識を身につけ、情報を整理して分析し、答えを出していくことが求めらえています。

説明文・論説文はまさにお子さまに今勉強していただいているすべてを使わないと得点できない、ともいえます。

逆に言うと、苦手な教科やジャンルがあると、論説文・説明文を解く際、本文をいくら一所懸命に読んでも一向に頭に入ってこない現象が起きてしまいます。

その状態のお子さまに「一所懸命読みなさい」と指示しても、何の解決にもなりません。

【物語文・小説文の場合】

ごく一般的なことから申します。

中学受験に出題されるもので代表的なものは次のような傾向にあります。

・主人公が小学校高学年または中学生

・動作や発言から登場人物の心情がはっきりと説明できるもの

主人公の部分で、かなり本の種類を絞ることができます。

通常、国語では「マイナス心情」を読み取っているかを問われます。

マイナスとは「つらい」「苦しい」「悲しい」「残念だ」といった気持ちです。

逆に、プラス心情はほとんど聞かれません。

というのは、プラス心情を読み取るのは簡単ですが、マイナス心情を読み取ることはレベルが上がるからです。

大人の世界でも同じではないでしょうか。

トラブルやクレームに発展するケースは、おカネの問題を除けば、ほとんどが顧客の「マイナス心情」の扱いを誤った場合ではないかと思われます。

「なぜオレの嬉しい気持ちをわかってくれないのか?」

こんなクレームを言う客はいません。

ところが「なぜオレのイライラを理解できないんだ?イライラの理由はあんたの対応のまずさだぞ!」

これがほとんどのはずです。

お子さまにおいても同じで、マイナス心情を理解することはレベルが高いのです。

当然、テストでもマイナス心情をきちんと理解できているのか、またどうしてそのような心情に至ったのかを正しく分析できているのかをチェックしています。

マイナス心情があり、さらにその気持ちに至る理由が客観的に表現されている部分が、物語文・小説文の本文として出題されます。

登場人物に共感するのではなく、あくまで客観的かつ論理的にその心情を説明できるかどうか。

ここが国語において最も大切とされるところです。

最近の中学入試においては「主人公が小学校高学年または中学生」ではない場合が徐々に増えつつあります。

数年前に、主人公が「お腹に赤ちゃんのいるお母さん」で、お母さんの心情を読み取らせるという出題がありました。

このお母さんの心情を小6生が「共感」することは不可能です。

出題者の意図は「まったく別の立場の人の心情を客観的に分析できているか」です。

【どうすればいいのか?説明文・論説文の場合】

それぞれそのジャンルの基礎的な知識があれば、初見の文章であってもきちんと高い正答率で解くことが可能です。

知識に穴があると、その穴が本文として出題された場合、入試では致命傷となります。

穴を普段から埋めていく必要があります。

逆に言うと、穴が埋まればあとは問題を解く練習をすれば完璧です。

ウチの教室では穴をどんどん埋めていき、苦手な国語が逆に得点源となって難関校へズバズバ合格していっていただいております。

【どうすればいいのか?物語文・小説文の場合】

繰り返しますが、物語文・小説文では、登場人物に共感できているかどうかを問うているのでは決してありません。

あくまでマイナス心情を論理的に分析できているかを問うています。

比較的女子のお子さまは心情を理解しやすい傾向にあります。

これは、女性の心の中の感情スイッチがたくさんある傾向だからです。

一方、ほとんどの男性は心の中の感情スイッチが数個しかありません。

女性が「ほら、見たらわかるでしょ?なぜこの気持ちがわからないの?」と言っているのを男性が見たとしても、ほとんどの男性は気持ちがわかりません。

なぜならば、自分にはその感情のスイッチが心の中にないからです。

これは大人も子どもも同じです。

しかし、感情スイッチがないからといってあきらめる必要はまったくありません。

この場合、パターン認識をすることで埋め合わせが可能です。

例えば「これをすると嫁は怒る。でも、オレはなぜ嫁があんなに怒るのかまったく理解できない。でも、すると激しく怒ることだけは明白だ。だから、これをしないでおこう。」

これがまさにパターン認識です。

このときに必要なものは何か。

具体的なデータです。

怒られたことがあるというデータがたくさんあればあるほど、パターン認識の精度が上がります。

物語文・小説文も同様です。

マイナス心情のパターンをなるだけたくさん知っておけば、パターン認識の精度が上がります。

このパターンは「悲しい」気持ちになるパターンだな。

なぜそうなったのか。きっとこの手前にある一連のセリフや動作にヒントがあるはずだ。今までもそうだったから。

こんな感じでパターン認識ができればいいわけです。

大事なことなので、繰り返します。

パターン認識の精度を高めるには、具体例をたくさん知っていることです。

だから、たくさん本を読むべきなのです。

【具体的にどのような本を読めばいいのか?】

ウチの教室では、まさにそのような本を使って指導をしていくわけですが、お通いでない皆さまにも、少しずつこれらをご紹介することにしました。

本の題名とその中身をごく簡単に紹介していきます。

今後、ショート動画をなるだけ頻繁に流していきます。

YouTubeとインスタグラム、あとは教室のホームページにも最新のショート動画を貼り付けます。

教室のホームページ
https://osaka-sokudoku.jp/jukenkokugo/

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/@power-reading

インスタグラム
https://www.instagram.com/forest_juso/

ぜひご参考になさってください。

※この記事をYouTube動画でも配信しています。みなさまラジオのようにお聴きになっていらっしゃいます。よろしければどうぞ。

https://www.youtube.com/channel/UCXjRog4hrGgalEXcpjU4azg

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