速読は科学的に不可能だと証明されました!速読術には意味がなかった!
速読は科学的に不可能だと証明されました
…というネット記事を目にしている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
びっくりされました?
だって、これ、速読研究所の文章ですからねw
でも、はっきり言って、わたしも感じてるんですよ。
速読は科学的に、じゃなかったとしても不可能って。
やれ眼球を動かせだの、周辺視野を使ってページを見渡せとか。潜在意識を使って脳にインプットしろだの。
無理ですよ。そんなの。
そんなので速読なんて、できやしない。当たり前ですよ。
正確に言うと、「今まで『速読』って呼ばれていたやり方は、おかしなのばっかり」だと思っています。
正しくない方法だから、習ってもできやしない。
できないから、うさんくさい。
当然です。プンプンしますよ。うさん臭さが。
正しい方法ならば、どんな人でも必ず一定以上の決まった効果が出るに決まってるんです。
そうでないとすると、詐欺ですよ。そんなもん。
自動車学校に運転を習いに行って、実際に運転ができるようになる人の確率が半分ですとか、そんなのありえないでしょう。
速読だって習ったところできるようにならなかった人がかなりいるとか、もう何十万円も費やしているのに、数倍の速さにしかならないとか、そんな教室は全部つぶれちゃえばいいんです。
うさん臭い原因を作ってるのがそういうインチキ教室ですから。
フォトリーディングだってそうです
できる人もなかにはいます。
でも、「なかには」います、ではダメです。
賭け事みたいなことを堂々と言われてもねえ。
何十万円も支払ってフォトリーディングを習ったけどまるで身につかなかった方を、それこそ何十人の単位で速読指導させてもらっています。
そんな方たちに、たった1回の指導でスパッと結果を出してもらったときの、彼らの驚嘆と後悔の顔。
もう、ホントにご愁傷様さまでございます。
早くわたしと出会っていれば何十万円と膨大な時間がムダにならずに済んだのに。
速読チャンピオンが内容を理解していなかったのは?
速読チャンピオンが本の内容をまったく理解できていなかった、というのもどこかの記事で読んだことがあります。
が、それはそのチャンピオンの読解力の問題です。
速読をすれば、アタマの中にすごい量の情報がなだれ込んできます。
それはそれは本当にたくさんなだれ込んできます。
それ自体は正しい速読トレーニングをしさえすれば誰もがそうなるんです。(そうならない速読指導はすべてニセモのですから)
でも、その情報を理解できるかどうかはその人の読解力次第です。
情報が膨大に入ってきても、それを汲み取る人に適切な基礎学力のようなものがなければ理解はできません。
パラパラ読みができるからといって、医学の知識がまるでない人は医学書を読めません。
また、人によって得意なジャンルや文体が存在しています。
不得意なジャンルや文体を速読で読んだときは、残念ながら理解できないことがあります。
そのときは、少しスピードを緩めて読まねばなりません。
速読を身につけるというのは、今までボロボロで異音がするような軽自動車に乗っていたのを、チョンとアクセルを踏めば一瞬で時速200キロメートルが出る高級車に乗り換えるのとよく似ています。
いくらスピードが出るからといって、運転しにくい細くてクネクネした道路をフルスピードで駆け抜けようとする人はいないでしょう。
歩いている人や自転車の人、あるいはボロ車よりはスマートに走り抜けることでしょうが、フルスピードはありえないでしょう。
また、場合によってはそのジャンルの勉強をしていただく必要もあります。
パラパラ読みができる小学生に、ハリーポッターぐらいならば読んで理解はしますが、少し難解な文章は語彙やその本に書かれてあるジャンルの基礎知識を身につけないと理解はできません。
むしろ、速読を用いて、スモールステップで少しずついろんなジャンルを読んでいき、頭の中のデータベースに情報を蓄積していくべきです。
その指導がキチンとできる人が本当の速読指導のプロであって、できない人は詐欺師です。
できない指導者は、早く淘汰されてもらいたいものです。
そうしないと、いつまでたっても速読はうさん臭いツールだと思われ続けることでしょう。